1989年、オゾン層の破壊に対する規制により、オゾン層を破壊するフロンガスの使用が規制されました。
断熱性能がとても優れていたフロンガスは、当時はよくエアコンや冷蔵庫に使用されていました。
オゾン層が破壊されると、有害な紫外線が多く地球に届きます。人間の生活が脅かされるのはもちろんのこと、生態系そのものが壊される危険があります。
現在でも、古い機械などには、フロンガスが残っており、安全に回収処理を行わなければなりません。
ウレタンフォームも以前はフロンガスを使用していました。
フロンガスを気泡内にとどめることで、高い断熱性能を持っていました。
しかし、現在では、フロンを使用しないノンフロンタイプのウレタンフォームが主流となっています。
弊社はノンフロンのウレタンフォームを使用しています。
弊社は独自の機械によってウレタンを散布するため、ノンフロンのウレタンフォームを導入する際に、さまざまな条件をクリアする必要がありましたが、長年の経験にて、製品化を達成しました。
弊社でもノンフロンを導入するにあたり、温室効果ガスを削減いたしました。 その削減量は、5年間で約3万3千トン。これは、世界全体の消費量から見ると、極々一部の削減量ではあります。(2000年~2005年の世界全体の消費量が264億トン。単位はt-CO2:二酸化炭素の重さに換算)
「小さな企業だから、地球環境への影響は少ない」と、言うこともできます。しかし、現代は、ひとりひとりが環境問題に取り組むような社会を目指して、進んでいます。
小さな企業こそ、これからの地球環境を考える。
弊社は、ウレタンフォームを使った製品を、自信を持って、製作し続けています。
――さらに近年、日本では2015年に「フロン排出抑制法」が施行されました。
フロン等の使用、またはみだりな廃棄について罰則が科せられます。
これからも、地球にやさしい素材で、人にやさしい断熱し、地球にやさしいエネルギーの節約を考えます。